(2011年10月01日)
Tweet ★CIGS、CIS系よりも低コストの化合物太陽電池をどう効率化するか?将来展望は?
★塗布で製作でき、低コストに作れる太陽電池のポテンシャルとは?
※10月4日までに初めてお申込される新規会員登録者は定価より3,150円割引
FAXからのお申し込みは下記PDFパンフレットをご利用ください
セミナー番号 | S11023 |
講 師 | 第1部 名古屋工業大学 電気電子工学科、機能工学専攻 教授 市村 正也 氏 第2部 長岡工業高等専門学校 電気電子システム工学科 教授 片桐 裕則 氏 第3部 東京理科大学 工学部 電気電子情報工学科 講師 杉山 睦 氏 |
| 対 象 | 化合物太陽電池に関心のある研究者・担当者など |
会 場 | 東京中央区立産業会館 4F 第3集会室 【東京・中央区】都営浅草線・東日本橋駅より徒歩4分など 計画停電の都合で会場が都内近郊の会場に変更する場合もございます。 開催日の1週間前までにご連絡いたします。予めご了承ください。 |
日 時 | 平成23年10月18日(火) 11:00-16:00 |
| 定 員 | 30名 ※満席になりましたら、締め切らせていただきます。早めにお申し込みください。 |
聴講料 |
※但し10月4日までにお申込いただいたTech-Zone会員に限る。会員登録は無料 ◆同一法人より3名でのお申し込みの場合、69,300円 |
お申込 | お申込み専用ホームページに移動します |
第1部 硫化物を用いた薄膜太陽電池の技術動向と低コスト・高効率技術
【11:00-12:15】
講師:
名古屋工業大学 電気電子工学科、機能工学専攻 教授 市村 正也 氏
【講演主旨】
硫黄は豊富に存在する元素であり、金属との化合物(硫化物)の多くは鉱物として天然に産出する。複数の金属元素と化合した多元化合物・混晶も含めるときわめて多数の金属硫化物が存在し、それらの中には物性的にも、また資源量や価格の面でも、太陽電池として魅力的な物質が数多く含まれている。一方、太陽電池のコスト削減のためには材料コストだけでなく製造設備・工程のコストや消費エネルギーの削減が必要であり、非真空低温プロセスである化学的手法はその有効な手段の一つである。本報告では、硫化物半導体太陽電池について概説した後、化学的手法を用いた硫化物太陽電池の作製例を紹介する
【プログラム】
1.なぜ硫化物か
1-1 地殻における元素の存在度
1-2 天然に産出する硫化物半導体
2.太陽電池に応用可能な硫化物半導体
2-1 II-VI族・カルコパイライト・CZTS
2-2 硫化銅CuxS
2-3 硫化スズSnS
2-4 硫化鉄FeS2
3.硫化物半導体太陽電池の研究例
3-1 CIS系とCZTS太陽電池
3-2 CuxS太陽電池
3-3 SnS太陽電池
4.半導体の安価な作製方法:化学的手法
4-1 化学的手法の長所と短所
4-2 電気化学堆積(メッキ)法
4-3 化学溶液堆積法
4-4 光化学堆積法
5.化学的手法による硫化物半導体太陽電池の作製
5-1 SnS太陽電池
5-2 多元硫化物混晶太陽電池
【質疑応答】
第2部 希少金属を用いない次世代CZTS系薄膜太陽電池の開発と作製法
【13:15-14:30】
講師:長岡工業高等専門学校 電気電子システム工学科 教授 片桐 裕則 氏
【講演主旨】
エネルギー消費大国、資源小国の我が国にとって、再生可能エネルギー源の開発は緊急課題である。中でも、太陽の光エネルギーを直接電力に変換する太陽電池を用いた太陽光発電には、大きな期待が寄せられている。これまでは、シリコン結晶系の太陽電池が主流であった。近年では、シリコン結晶系より2桁ほど薄く作製できる、化合物薄膜太陽電池の量産・販売も開始されている。本講演では、次世代の太陽電池超大量生産時代を見据えた、レアメタルを使わず毒性の低い、すなわち環境負荷の著しく小さな新型薄膜太陽電池の開発状況を紹介する。
【プログラム】
1.はじめに
1-1 カルコパイライト系太陽電池の現状
1-2 資源上の制約を乗り越えるために
2.CZTS薄膜太陽電池の作製
2-1 EB蒸着・硫化法
2-2 同時スパッタ・硫化法
3.変換効率マップ
3-1 Cu/(Zn+Sn), Zn/Sn座標
3-2 擬三源系相図
3-3 組成比に対する変換効率の分布
4.化合物ターゲットによるCZTS光吸収層の作製
4-1 アズ・スパッタ膜
4-2 窒素雰囲気熱処理
4-3 硫化水素雰囲気熱処理
5. 無毒性薄膜太陽電池を目指して
5-1 大気開放型CVD法
5-2 ZnO界面層を用いたセルのJ-V特性
5-3 ZnO界面層を用いたセルのQE特性
6. まとめ
【質疑応答】
第3部 CIGS系および次世代化合物太陽電池における低コスト化・高効率化技術
【14:45-16:00】
講師:東京理科大学 工学部 電気電子情報工学科 講師 杉山 睦 氏
【講演主旨】
今年はソーラフロンティア社が年産1GWのCIGS太陽電池を製造販売するなど、CIGS太陽電池にとって大きな転換期を迎えています。しかし、作製方法や使用原料など、まだ最適化されたとは言い難く、更なる材料探索・簡便な作製プロセスの開発・高効率化に向けた取り組み等が行われています。既に熟しているSi系太陽電池とは異なり、優れた技術やアイデアを盛り込めば、後発企業でも太刀打ち出来るのがCIGS太陽電池のフィールドであるとも考えられます。本講演では、CIGS太陽電池のキャッチフレーズである「早く・安く・簡単に」作製するためのプロセス技術など、これからビジネス展開するために必要なアイデアを紹介します。
【プログラム】
1.CIGS太陽電池の現状と課題
1-1 CIGS薄膜/太陽電池とは
1-2 研究・開発の歴史
1-3 CIGS薄膜/太陽電池の特徴・利点
1-4 CIGS太陽電池の作製法と問題点
1-5 国内外のCIGS太陽電池メーカーの動向
2.CIGS太陽電池の新規作製プロセスのアイデア
2-1 印刷技術を用いたCIGS太陽電池の作製
2-2 フレキシブル基板上へのCIGS太陽電池の作製
2-3 脱Cd技術を用いたCIGS太陽電池の作製
2-4 pn接合部以外の新規材料・プロセス技術
2-5 CIGS太陽電池の将来性
3.次世代型太陽電池のマテリアルデザイン
3-1 SnS系太陽電池の研究開発
3-2 NiO系透明太陽電池の研究開発
【質疑応答】