(2012年03月16日)
Tweet★製品の用途・使われる部位に応じ、製品の生体適合性のはどのレベルまで付与する必要があるか!?
★金属・高分子など材料に応じた生体適合性・親和性の付与方法!?
★生体適合性は目的のレベルまで達しているかをきちんと判断するための評価法
※3月15日までにお申込される会員は定価より3,150円割引
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FAXからのお申し込みは下記PDFパンフレットをご利用ください
セミナー番号 | S20342 |
講 師 | 第1部 医療機器技術情報協会 代表 川端 隆司 氏 第2部 東京医科歯科大学 生体材料工学研究所 所長 教授 歯学博士 博士(工学) 塙 隆夫 氏 第3部 山形大学大学院理工学研究科 バイオ化学工学科 教授 理学博士 田中 賢 氏 |
| 対 象 | 医療機器・材料の製品開発に関連する研究者・担当者など |
会 場 | 川崎市教育文化会館 第1学習室【神奈川・川崎】 JR・京急線「川崎」駅より徒歩12分 ※JR川崎駅よりバス出ています |
日 時 | 平成24年3月29日(木) 11:00-16:00 |
| 定 員 | 30名 ※満席になりましたら、締め切らせていただきます。お早めにお申し込みください。 |
聴講料 | 【早期割引価格】1社2名まで51,450円(税込、テキスト費用を含む) ※3月16日を過ぎると【定価】1社2名につき54,600円(税込、テキスト費用を含む) となります |
お申込 |
第1部 医療機器・材料における生体適合性の考え方と製品開発・事業化について
【11:00-12:15】
講師:医療機器技術情報協会 代表 川端 隆司 氏
【講演要旨】
医療機器分野では、材料の生体適合性が覆された歴史が多い。そもそも、生体適合性とは材料固有の性質なのか。近年、多くの技術者が医療機器に新規参入者してくるが、大きな不安の種に違いない。 基本的考え方が解らず大きな手戻り必然と思える不利な取り組みをしている例も多く見られる。
本講座では、限定された時間ではあるが、自らの開発経験で得た知見をもとに、医療機器開発における材料の生体適合性と、製品設計、使用環境との関係、要求される生体適合性と製品設計、評価、品質保証、承認申請との関係について、実例を加えて解説し、新規参入者の不安を除き、開発管理者の参考としていただきたい。
【プログラム】
1.材料の生体適合性は何故覆る
1-1 生き物を相手にするということ 生きた血液と死んだ血液
1-2 材料に要求される無理難題 一本のカテーテルの生体適合性の中身を見て驚く
2.材料の生体適合性と、製品設計
2-1 材料の生体適合性の中身 多様な生体適合性
2-2 生体適合性に影響する因子 生体適合性を構成するトライアングル
2-3 構成材料と製品品質の整合性 自社材料の使用は本当に自社のためか?
2-4 適材適所 材料を使い分ける 複合化、傾斜化
2-5 老い先を考える 材料も製品も劣化する
3. 材料の生体適合性と使用環境
3-1 接触部位と生体適合性 クラス分類ルールの考え方を理解する
3-2 抗血栓性の考え方 術者とカテーテルの抗血栓性 時間
3-3 毒性の考え方 毒性と生体適合性、表面積、使用量
3-4 安定性の考え方 生体適合性と機械的損傷
4.材料の生体適合性と評価、品質保証、承認取得
4-1 材料と生体内分解性 評価の考え方
4-2 大事な工程要因を見逃さない 包装や滅菌を決めずに開発する愚
4-3 有効期間と品質保証 生体適合性の有効期間の考え方
4-4 品質保証、承認の考え方 生体適合性は承認にどう関係するか。
4-5 材料評価の参考資料 基準、通知類について
4-6 試験結果と品質保証 試験の結果と考え方
5. 材料の生体適合性と品質保証、PLの考え方
5-1 医療機器のPLの現状 医療機器のPL度は石油ストーブなみ
5-2 材料の使い方とPLリスク 材料の生体適合性とリスクマネジメント
5-3 開発戦略とPL極小化 構造のコントロールで物性を変える賢さ
5-4 原料の受入試験とFTIR 基礎材料試験は、『指紋検査』のごとく
【質疑応答】
第2部 医療用金属材料における生体適合性の付与と評価技術
【13:15-14:30】
講師 東京医科歯科大学 生体材料工学研究所 所長 教授 歯学博士 博士(工学) 塙 隆夫 氏
【講演主旨】
ステント、クリップ、塞栓コイル、ガイドワイヤーなどの循環器系デバイス、人工関節、骨固定材、脊椎固定器具などの整形外科デバイス、歯科修復物、義歯 床、歯科矯正用ワイヤー、歯科インプラントなどの歯科デバイスとして金属材料は必須であるが、典型的な人工材料であるが故に、生体適合性、生体機能性の面 での課題(骨形成、軟組織接着、抗血栓性、バイオフィルム非形成、MRIアーチファクト防止、生分解性など)が多い。これらを解決するための新合金開発と 表面改質方法の現状とその再生医療への応用についての現状について解説し、将来を展望する。また、骨形成・骨結合を促進するための界面化学的結合と機械的 嵌合の優劣について考える。
【プログラム】
1.なぜ金属が使われるか?
1-1 金属材料の長所
1-2 金属材料の医療用途
2.医療に使用される金属材料
2-1 ステンレス鋼
2-2 コバルトクロム合金
2-3 チタン・チタン合金
2-4 貴金属合金
2-5 その他の金属
3.医療における金属材料の問題点
4.新合金開発
5.表面処理
5-1 ドライプロセス
5-2 ウェットプロセス
5-3 アパタイト形成
5-4 表面形態制御
5-5 機能分子・生体分子固定化
5-6 化学的結合と機械的嵌合
6.おわりに
【質疑応答】
第3部 合成高分子への生体親和性の付与技術とその評価
-次世代の医療(予防、診断、治療)イノベーションを支える生体親和性材料
【14:45-16:00】
講師 山形大学大学院理工学研究科 バイオ化学工学科・バイオ工学専攻 教授 理学博士 田中 賢 氏
【講演要旨】
予防、診断、治療用のバイオ・医療製品には、優れた生体親和性と細胞の選択的な接着・増殖特性が要求される。本講演では、医療製品の表面処理材として製品 化に成功した高分子を事例に、生体親和性発現機構や技術課題、国際競争力のある新製品開発のための生体親和性高分子表面と界面の設計方法について解説す る。
【講演内容】
1.医療製品用の生体親和性材料表面
1-1.親水性表面
1-2.相分離表面
1-3.双性イオン型表面
1-4. 生体分子固定化表面
1-5.ナノ・マイクロパターン化形状を有する表面
1-6.製品化に成功した高分子材料の事例紹介
2.タンパク質の吸着制御
2-1.タンパク質の吸着・脱離制御
2-2.吸着タンパク質の組成と構造
2-3.タンパク質の吸着と脱離の速度論解析
3.細胞接着の制御
3-1.細胞の接着と生体親和性
3-2.細胞の増殖、機能評価
3-3.細胞-材料間相互作用の解析と制御
3-4. 癌細胞、正常細胞、幹細胞の選択的接着制御
4.生体親和性の発現機構と表面設計
4-1.高分子材料の表面・バルク物性
4-2.水・生理環境下におけるバイオ界面 (構造と運動性)の解析方法
4-3. バイオ界面における水分子の役割
4-4.先進医療を支える生体親和性高分子表面・界面の設計
【質疑応答・名刺交換】