(2011年02月05日)
Tweetセミナー番号 | S10311 |
講 師 | 大阪府立大学 名誉教授 角岡正弘 氏 |
| 対 象 | 架橋反応に関心のある研究開発部門など |
会 場 | |
日 時 | 平成23年3月30日(水) 13:00-16:30 |
| 定 員 | 30名 ※満席になりましたら、締め切らせていただきます。早めにお申し込みください。 |
聴講料 | 1社2名まで49,350円(税込、テキスト費用を含む)※3月17日までに初めてお申込いただいた新規会員様は早期割引価格⇒44,100円会員登録(無料)はココをクリック ◆同一法人より3名でのお申し込みの場合、69,300円 ◆セミナーの受講料に関する助成金制度について |
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【講座の課題と狙い】
木工、プラスチックおよび金属製品の表面加工は製品の加飾あるいは表面機能(硬度、耐摩耗性、親水性、撥水性など) 発現に重要な技術である。この加工においては高分子の架橋反応がよく利用される。これは架橋によって高分子の力学物性、耐摩耗性、耐熱性、および耐溶剤性が向上するからである。これまでは主に熱反応による架橋が中心であった。
しかし、最近では光(UV)を利用する表面加工が注目されている。この技術は環境保全、省エネルギーおよび高速加工の観点から興味をもたれる技術である。さらに、この技術は微細加工におけるフォトレジストへの応用も始まっている。
しかしながら、架橋したポリマーは再利用の観点からは不都合であり、最近ではリサイクル(再可溶化)の観点からで架橋したポリマーの分解反応も検討され始めた。本講では表面加工において利用される基本的な熱および光架橋反応について紹介するだけでなく、応用の立場からこれらの架橋反応をどのように利用するかについて解説する。さらに、リサイクルの立場から架橋高分子の分解についても解説する。
【プログラム】
1.はじめに
高分子の架橋反応の意義
2.高分子物性の基礎
2.1 高分子の分子量と物性の発現
2.2 高分子の分子間力と物性
2.3 結晶性高分子と無定形高分子〈融点とガラス転移温度)
2.4 架橋と高分子物性
2.5 高分子の基礎物性とその繊維、プラスチック、ゴムおよび塗料(色材)への応用
3.熱架橋反応
3.1 イソシアナート基を用いる架橋反応
3.2 エポキシ基を用いる架橋反応
3.3 二重結合を利用する架橋反応
3.4 アミノ基を利用する架橋反応
3.5 ケイ素化合物を利用する架橋反応:ゾルーゲル法
3.6 水系および粉体系で利用される架橋反応
4.有機光化学の基礎
4.1 光の特徴と光源
4.2 光の吸収と量子収率
4.3 基底状態と励起状態
4.4 ケイ光とりん光
4.5 ケトンの光吸収と励起状態
4.6 ケトンの光反応
4.7 エネルギー移動
5.フォトレジストの開発:光架橋反応
5.1 高分子鎖間の光架橋: ジアゾニウム塩、アジド、ベンゾフェノン、光酸発生剤、光塩基発生剤
5.2 感光基をもつ高分子:シンナモイル基、スチルバゾール基、アジド基
6.UV硬化技術(光重合と光架橋の併用)
6.1 光ラジカル硬化:光源としてのLEDの利用、チオール・エンUV硬化、ハイパーブランチポリマー
6.2 光酸発生剤と光カチオン硬化
6.3 光塩基発生剤と光アニオン硬化
6.4 水系UV硬化
6.5 粉体系UV硬化
7.リサイクル(再可溶化)を視野に入れた熱および光架橋
7.1 熱架橋と熱分解の利用
7.2 光架橋と熱分解の利用
8.おわりに:将来展望
【質疑応答・名刺交換】